あなたが利用しているレンタルサーバーを選んだ理由は何でしょうか?
- 料金の安さ
- 簡単にセットアップできる
- 評判がいい
さらには「表示スピード」「安定性」「セキュリティ」などの指標を吟味して選択されたことでしょう。でも、プロのインフラエンジニアが選ぶ際に絶対に妥協できないのが以下のこと。
リアルタイムにWebのログを確認できるか?
リアルタイムというのが最大のポイントで、これだけは譲れません。
「ログって何?」と思われた方も、リアルタイムにWebのアクセスログやエラーログを確認できないサーバーの利用は避けるべきです。その理由を書いていきます。
Index
ログが見えるメリット
ここで言うログ(log)とは、サーバーがリクエストを受けた時、「アクセス元のIPアドレス」「時刻」「アクセスの内容」等が記録されたファイルを指します。
ログはこんな時に役立つ
Webのログについては、アクセスされた内容がどのような状態で終了したのか記録されます。例えば、「CMSのプラグインをインストールしたけど動かなかった」という場合、
アクセスされた「プラグイン」の「どのプログラム」の「何行目」でエラー
であることが記録され、問題解決の糸口を得ることができます。エラーの内容が理解できないとしても、状況を説明する際に役に立ちますね。
こんなレンタルサーバーは絶対に使わない
今日のログは翌朝の4時以降じゃないと見ることができない。
という人気のレンタルサーバーもあります。「早く解決したい」という欲求に応えてくれそうもないですね。
最低でもWebのログが見えないと嫌だという話でした。
ログを見るためには?
ログファイルに記録が追記されていく様子を眺めていると、周囲から「凄い」と言われ、いい気分になります。そんな事はどうでもいい話なのですが、
サーバーの中で行われている処理が、自分のPCのディスプレイに映し出される。
すごく興味ありませんか?
SSH接続とログの閲覧権限
お使いのレンタルサーバーがSSH接続できるのであれば、ターミナルソフト(アプリ)を使ってサーバーにログインすることができます。
また、Webのアクセスログを閲覧できる仕様であれば、動画のようにログを流し見します。
Webアクセスのログをリアルタイム表示させる方法
ターミナルにログを表示させれば、状況をリアルタイムに確認できるというわけです。
ログを見ていると、他国からもアクセスされていることに気付くと思います。パスワード認証や制限をかけているページにアクセスされているのを見ると、身が引き締まりますね。
Webエンジニアに「見える」をプラス
遠隔地にあるサーバーにリモートログイン(SSH接続)して、ログを流し見するくらいのことであれば、誰でもすぐにできるようになります。
サーバー内部を見ることによって、なぜプログラムが動かないのかなど、問題の解決力が上がるとともに生産性も上がります。
にも関わらず、そのようなサーバーを「使わない」理由は何でしょう?
「見えない」はリスクが大きい
- 見えることを知らなかった
- プロントエンド専門だからバックエンドまでは見たくない
- 時間がない
色々な理由をこれまでに聞いてきましたが、見えることのメリットも大きいですが、見えないことのデメリット、いやリスクはもっと大きいと思いますよ。
「プラスする」か「誰かに頼むか」
制作したWebサイトがトラフィックを集めるようになり、次第にレスポンスが悪くなってきたら、次のプラント立てることができますか? クライアントにどのように提案しますか?
現状の把握のためにはサーバー内の状況を確認する必要があります。見るのに時間は必要ありませんし、誰かに頼む選択もできます。
成長できるチャンスをみすみす逃すわけにはいきません。どちらかを選択したほうが良くありませんか?